「今さら」ではありません。40代・50代から始める矯正治療が「歯の寿命」を延ばす理由|UC矯正歯科クリニック麻布十番(東京港区)

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「今さら」ではありません。40代・50代から始める矯正治療が「歯の寿命」を延ばす理由

投稿日:2025年12月9日

カテゴリ:院長ブログ

ホームページをご覧の皆様こんにちは。院長の内田です。 今回は「40代・50代からの矯正治療(中高年の矯正)」についてお話ししたいと思います。
結論から申し上げますと、矯正治療に年齢制限はありません。むしろ、将来的な「歯の喪失リスク」を減らすために、大人になってから治療を決断される方が、非常に増えています。
本記事では、
・なぜ今、40代以降の矯正が増えているのか
・見た目だけではない「健康面」での大きなメリット
・大人だからこそ注意すべき「歯ぐき」の問題
の3つに焦点を当てて、専門家の視点から詳しく解説してまいります。


よくあるご質問・お悩み
「この年齢から矯正を始めるのは、遅すぎますか?」 「今さら歯並びを治しても…と家族に言われないか心配です」 「歯ぐきが下がったり、歯が抜けたりしないか不安です」
このようなご相談をよくいただきます。 「矯正は子供や若い人がするもの」というイメージをお持ちの方も、まだ多いのではないかと思います。


ポイント1:なぜ「大人の矯正」が必要なのか?
実は、40代以降に矯正を始める最大のメリットは、見た目の改善以上に**「ご自身の歯を長く残すための環境づくり」**にあります。
歯並びが乱れている(叢生など)と、どうしても歯ブラシが届かない場所ができ、プラーク(歯垢)や歯石が溜まりやすくなります。 加齢とともに免疫力が変化してくる40代以降は、それが原因で**「歯周病」**が急速に進行し、最悪の場合は歯を失う原因となってしまいます。
矯正治療で歯並びを整えることは、日々の歯磨きをしやすくし、結果として**「将来の歯周病リスクを下げ、自分の歯で噛める期間を延ばす」**ことにつながると、私は考えています。


ポイント2:口元の印象とアンチエイジング
健康面だけでなく、口元の印象はお顔全体の若々しさにも影響を与えます。
加齢とともに口元の筋力が低下したり、歯の摩耗によって噛み合わせが低くなったりすることで、口元が寂しい印象になることがあります。 歯並びを整え、適切な噛み合わせを取り戻すことで、口元に張りが出て、清潔感のある若々しい印象につながるケースも少なくありません。
当院のある麻布十番周辺でも、お仕事や社交の場での印象を大切にされる経営者の方や、子育てがひと段落した女性などが、ご自身への「自己投資」として治療をスタートされています。


ポイント3:当院で大切にしている考え方
「歯周病のコントロールなしに、矯正は始められません」
これが、私が大人の矯正治療で最も重要視していることです。 40代・50代の患者様の場合、ご自身でも気づかないうちに軽度の歯周病が進行しているケースがあります。
歯周病がある状態で無理に歯を動かすと、病状が悪化し、歯を支える骨が減ってしまうリスクがあります。 そのため当院では、矯正治療を始める前に必ず精密な歯周病検査を行い、必要であればまずは歯周病の治療やクリーニングを優先し、土台を整えてから矯正をスタートする方針をとっています。


※大人の矯正治療の主なリスク・副作用
年齢を重ねてからの治療には、若年層とは異なる注意点があります。
・ブラックトライアングル(歯肉の退縮)の出現 ガタガタだった歯が綺麗に並ぶことで、歯と歯の間の歯ぐきの隙間(三角形の隙間)が目立つようになることがあります。これは加齢による歯肉の変化も関係します。
・治療期間の個人差 代謝が活発な子供に比べると、大人の歯の移動速度はゆっくりである傾向があり、治療期間が長くなる可能性があります。
・歯周病のリスク 治療中のケアが不十分だと、歯周病が進行するリスクがあります。丁寧なブラッシングと定期的なメンテナンスが必須です。
※治療結果や経過には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。


よくあるご質問
Q. 差し歯やブリッジが入っていても矯正できますか?
A. はい、基本的には可能です。 ただし、天然の歯とは動かし方が異なる場合や、治療の過程で仮歯に置き換える必要がある場合があります。また、インプラントは動かすことができないため、それを考慮した治療計画を立てる必要があります。
Q. 仕事をしているので、装置が見えるのが嫌なのですが…
A. マウスピース型矯正装置(インビザラインなど)や裏側矯正など、目立ちにくい装置をお選びいただけます。 中高年の患者様でも、周りに気づかれずに治療を終えられる方が多くいらっしゃいます。


まとめ
本記事のポイントをまとめます。
矯正治療は何歳からでも始められ、歯の寿命を延ばすことにつながります
歯並びを整えることは、歯周病予防という観点からも非常に有効です
ただし、歯ぐきの健康状態(歯周病の有無)をしっかりと確認してから始めることが重要です
「もう遅い」と諦める前に、まずは現在の歯と歯ぐきの状態を確認してみませんか? 人生100年時代、いつまでも美味しい食事と会話を楽しむために、私たちがサポートいたします。
本記事の内容は、一般的な矯正治療に関する情報提供を目的としたものです。 お一人おひとりのお口の状態やご希望により、最適な治療法は異なります。 また、治療結果には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。 詳細は診察時に直接ご相談いただければと思います。
港区で矯正歯科をお探しの方は、UC矯正歯科クリニック麻布十番へご連絡ください。 初診相談、セカンドオピニオンも無料で承っております。

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